では、iPad mini 3とiPad mini 4のバッテリー周りの比較を見てみよう。
まず目を引くのが、赤枠で囲まれたバッテリーかと思う。Appleが発表した仕様では、iPad mini 4のバッテリー持続時間は、iPad mini 3と変わらず10時間だ。だが、バッテリーの容量は、iPad mini 3が23.8Whr、iPad mini 4が19.1Whrと減っているのである。初代iPad miniは16.3Whなので、これに近いくらいバッテリー容量が減っていることになる。さらに、iFixitの分解によると、iPad mini 4ではシングルセルになっているようだ。
黄色の枠は、「FaceTime」用のカメラである。iPad mini 4では、カメラのサイズがかなり小さくなっていることが分かる。
オレンジの枠はアンテナ、緑の枠はプラスチックスペーサで、Wi-Fi通信チップを搭載した基板周辺のスペースを埋めるために入れられているようだ。
iFixitは、iPad mini 4の修理のしやすさを10段階中「2」と評価している。10が最も修理しやすいので、iPad mini 4は、修理しにくい部類に入るといえるだろう。ちなみに、iPad mini 3の評価も「2」だった。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.