ウェアラブル機器に関する大きなニュースもある。ここ数年、ウェアラブル機器ではその用途やファッション性の強化に焦点が当てられていた。従来の用途の一例としては、ユーザーの活動(1日に何歩歩いたかなど)を追跡することで、身体状態や消費カロリーの監視に役立たせることが挙げられる。
今後は、より幅広いサービスという新たな要素が加わるだろう。CESの出展企業は、最先端のセンサーを活用することで、ウェアラブル機器でもっと多くのことが実現できると示すはずだ。そうしたサービスは、強化された解析機能によって、価値の高いコンテキストデータを消費者に提供し、ヘルスケアなどに役立つ可能性がある。
ウェアラブル機器を出展する企業の数は、過去最多となる見込みだ。ヘルスケアやフィットネス関連技術を手掛ける150社以上の企業がCESで製品を展示する。
近年のCESは、自動車の展示会かと錯覚するほど、車載関連の展示が増えている。実際、展示面積の多くを占めているのは自動車メーカーだ。トヨタ自動車、Audi、BMW、General Motors(GM)、Volkswagen、Mercedes-Benz、Ford Motor、Hyundai Motor(現代自動車)の他、車載技術を手掛ける100社以上のメーカーがCESに出展する予定である。
今回のCESでは、やはり自動運転やADAS(先進運転支援システム)向けの技術が目玉となりそうだ。自動運転車は、2030年までに本格的な導入が始まるとみられている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.