図3にIntelのSoFIAチップセットを用いる2機種のタブレット端末のメインボードを掲載する。
2つのメインボードは、ほぼ同じ形状と端子を持っている。搭載される主なチップは2チップ構成のSoFIA、センシング系デバイス2つ(タッチセンサー+3軸加速度)と、メモリ、だけである。
SoFIAプラットフォームは「1.」と「2.」のデジタル部分を1チップ化し、もう1つは、「2.」のアナログ部分と「3.」、「4.」を1チップ化している。
別の言い方をすれば、「ALL Digital 1CHIP,ALL Analog 1CHIP」という構成である。「ALL Digital 1CHIP,ALL Analog 1CHIP」は、古くから理想のチップセット構成とされ、多くの半導体メーカー開発に取り組んできた考え方だ。
スマートフォンやタブレット対応に出遅れたといわれているIntelだが、SoFIAプラットフォームによって、全てのメーカーが次に目指す「ALL Digital 1CHIP,ALL Analog 1CHIP」を真っ先に実現したのだ。しかも、最新OSであるAndroid5.1のタブレット対応として実現した。今回、中国中堅2社のタブレット端末を分解し、Intelの凄さ、執念を垣間見ることができた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.