ARを活用した溶接訓練、とってもリアル(動画):フォルクスワーゲンも採用
旭エレクトロニクスは、「第24回 3D&バーチャル リアリティ展」で、AR(拡張現実)技術を利用した溶接トレーニングシステム「Soldamatic」を展示した。その様子を、動画で紹介する。
旭エレクトロニクスは、2016年6月22〜24日に東京ビッグサイトで開催された「第24回 3D&バーチャル リアリティ展」で、AR(拡張現実)技術を利用した溶接トレーニングシステム「Soldamatic」を国内で初めて展示した。これが、とってもリアルだ。
トレーニング風景はこんな感じ (クリックで拡大)
SoldamaticはスペインのSeaberyが開発し、フォルクスワーゲンが採用するなど約50カ国で利用されている。現行の溶接訓練より安全で、システムがコンパクトだ。先生がいなくても繰り返し練習が可能となり、「溶接センターでSoldamaticを利用した実例に基づく数値によると、現行の4倍以上効率的に教育できる」(同社)という。
ヘッドマウントディスプレイから見える光景。緑色は、溶接が正しい位置であることを表している。実際に溶接をしているような感覚を味わえた。
日常的に溶接業務を行っている旭国際テクネイオンの井石佳克氏は、「最初Soldamaticを利用したときには違和感があったが、ARによる映像がとてもリアルで、実物と同じように訓練ができるので、体に感覚を覚えさせることができる」と語る。
訓練結果は映像で記録され、スピードや位置などの項目が得点化される (クリックで拡大)
価格は398万円。なお、筆者も挑戦してみたが、難しすぎて途中で断念した。
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