UDRモジュールとしては既に、モーションセンサーや周辺回路部品などを含めワンパッケージに集積した車載用推測航法GNSS(衛星測位システム)レシーバー「NEO-M8U」を発表している。今回のEVA-M8Eはこれに続く製品で、モーションセンサーやTCXO(温度補償水晶発振器)などは外付けとした。このため外形寸法は7.0×7.0×1.1mmと小型である。モーションセンサーなどは機種を選択することができ、「小型でカスタム設計にも適応できる柔軟な仕様となっている」(Bousquet氏)という。
EVA-M8Eモジュールは、2016年6月よりサンプル出荷を始めている。2016年第4四半期(10〜12月)より量産に入る。この他、UDRの評価キット「EVK-M8U」や、EVA-M8Eとアンテナなどを搭載したアプリケーションボード「C93-M8E」も用意している。これらの開発ツールを用いることで開発作業の工程や期間を短縮することができるという。
EVA-M8Eモジュールの用途としては、レーダー探知機やドライブレコーダー、車両警報システム、市販のカーナビゲーション装置など、4輪車両に固定設置できる分野を視野に入れている。
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