未来に関する展示では、2035年の生活を想定した磁性技術や製品が紹介されている。スマートハウスの展示では、独自のIC内蔵基板「SESUB」を用いた機器「未来タクト」のデモが体験できる。未来タクトは、加速度・ジャイロ・地磁気の3つのセンサーが組み込まれており、Bluetooth Low Energy(BLE)を通して機器の動きを検出する。検出した動きに応じて、照明や家電の制御が可能になる未来の生活をイメージしている。
また、東北大学金属材料研究所の所長である高梨弘毅氏が監修を行ったスピンエレクトロニクスの展示も行われている。スピンエレクトロニクスの基本原理である磁気回転効果を実証した「アインシュタイン=ド・ハースの実験」のデモなどを体験できる。
特別企画として、チームラボとコラボレーションした展示も常設されている。肉眼では見ることができない磁性を、「宇宙」「地球」「電子」の3つのモードで体験可能だ。触れるとさまざまな形に変化するため、子どもたちを中心ににぎわいをみせていた。
2016年10月9日には、同館オープンを記念して秋田県内の高校生・大学生を対象としたイベントも開催。スピンエレクトロニクス展示の監修を務めた高梨弘毅氏をはじめ、チームラボ代表の猪子寿之氏、メディアアーティストで筑波大学の助教授を務める落合陽一氏、HEART CATCH代表の西村真里子氏が登壇して、パネルディスカッションを行った。
高梨氏は、「これまでに分かっていることを学ぶ勉強と研究は違う。どんなに小さな発見でも、世界で初めてになれる。これが、研究における最大の喜び」と、研究の魅力について高校生・大学生らに語った。
TDKによると、同館は展示だけでなく、若い人々への学習支援を行う活動拠点としていく。なお、開館時間は10時〜18時で、入館料は無料。休館日は月曜日(祝日除く)だ。
(取材協力:TDK)
「半導体メーカーとの連携不可欠」――TDK
今後3〜5年もスマホ向けが村田製作所の好業績を支える
好調 アルプス電気の「これから3年」を聞く
人と未来をつなぐ、TDKが6つの「IoX」を提案
TDK、2つの最新鋭生産拠点が完成
GE POL用いたパワーモジュール、効率10%向上へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング