清水氏は、「カンファレンスにも注力している」と語る。2016年は約120個のカンファレンスを予定しており、来場者は全て無料で受講可能だ。30周年記念として、東京大学大学院の情報学環情報学府で教授を務める坂村健氏が講演を行う。オープンイノベーションによるIoT事業創造や、IoTセキュリティに関する基調講演などもあるようだ。詳細は、公式Webサイトから見ることができる。
2015年にエキシビションとして実施した「組み込みIoTハッカソン」は、今回は公募で開催。参加8チームが、事前に与えられた課題に対して、展示会当日にプレゼンテーションを実施するといった流れだ。来場者がドリンクや軽食を片手に、気軽に出展社とコミュニケーションを図れる「ET/IoT Technologyフェスタ」や「ロボコンチャンピオンシップ大会」も例年通り行われる。
最後に開催の意気込みを聞いた。河合氏は、「全てのモノがつながる時代に、どのようなビジネスをするかは、どの業界にとっても課題である。ET 2016/IoT Technology 2016が、新しいIoTビジネスが創出される場となってほしい」と語る。
清水氏は、「2015年開催は、IoTというバズワードに対して曖昧な期待を持つ来場者が多かった。しかし、この1年で市場が変わり始めているので、2016年は具体的な課題を持ち、ビジネスパートナーを探しに来る方が多いだろう。それらの課題を解決するヒントが、きっとET 2016/IoT Technology 2016にあると思っている」と語った。
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