「新しいIoTビジネス創出を」 30周年迎えるET展:主催者インタビュー(2/2 ページ)
JTBコミュニケーションデザインの清水隆太氏
清水氏は、「カンファレンスにも注力している」と語る。2016年は約120個のカンファレンスを予定しており、来場者は全て無料で受講可能だ。30周年記念として、東京大学大学院の情報学環情報学府で教授を務める坂村健氏が講演を行う。オープンイノベーションによるIoT事業創造や、IoTセキュリティに関する基調講演などもあるようだ。詳細は、公式Webサイトから見ることができる。
2015年にエキシビションとして実施した「組み込みIoTハッカソン」は、今回は公募で開催。参加8チームが、事前に与えられた課題に対して、展示会当日にプレゼンテーションを実施するといった流れだ。来場者がドリンクや軽食を片手に、気軽に出展社とコミュニケーションを図れる「ET/IoT Technologyフェスタ」や「ロボコンチャンピオンシップ大会」も例年通り行われる。
最後に開催の意気込みを聞いた。河合氏は、「全てのモノがつながる時代に、どのようなビジネスをするかは、どの業界にとっても課題である。ET 2016/IoT Technology 2016が、新しいIoTビジネスが創出される場となってほしい」と語る。
清水氏は、「2015年開催は、IoTというバズワードに対して曖昧な期待を持つ来場者が多かった。しかし、この1年で市場が変わり始めているので、2016年は具体的な課題を持ち、ビジネスパートナーを探しに来る方が多いだろう。それらの課題を解決するヒントが、きっとET 2016/IoT Technology 2016にあると思っている」と語った。
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- ETとIoT技術を融合、新たな成長と価値を創出
組み込み総合技術展「Embedded Technology 2016(ET2016)」と、IoT(モノのインターネット)総合技術展「IoT Technology 2016」がことしも同時開催される。組み込み技術とIoT技術の融合によってビジネスイノベーションを巻き起こそうとしている。
- ディジ、無線モジュール「XBee」をアップグレードへ
ディジ インターナショナル(Digi International)は、IEEE 802.15.4/ZigBeeに対応する組み込み用無線モジュール「XBeeファミリ」のスルーホール実装版製品をバージョンアップし、待機電流を従来比10分の1以下に抑えるなど低消費電力性能を強化する。
- MAX 10 FPGAでマイコンの置き換えなどを提案――アルテラ
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日本テキサス・インスツルメンツは「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(2014年11月19〜21日)で、セキュリティカメラモジュールと組み合わせたWi-Fiネットワークプロセッサのデモ展示などを行った。
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日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は、「組込み総合技術展Embedded Technology 2015(ET2015)」で、IoT(モノのインターネット)をテーマに、サブ1GHz帯を使ったワイヤレスマイコンや、高いノイズ耐性を実現した静電容量式タッチマイコン、各種センサー製品などを展示した。
- 1万件のデータ記録が可能な12gのセンサーロガ―
FDKは、2015年11月18〜20日にパシフィコ横浜で開催された「IoT Technology 2015」で、11月16日に発表した1万件のデータ記録が可能なセンサーロガ―「ちょいロガ」を展示した。
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