アルテラは、「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(2014年11月19〜21日)で、「MAX 10 FPGA」を始め、FPGAや電源などに関する最新情報を7つのゾーンで紹介した。
アルテラは2014年11月19〜21日に横浜・パシフィコ横浜で開催されている展示会「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(以下、ET 2014)で、最新の「MAX 10 FPGA」を始め、ハイエンドのFPGAやSoC、電源ICなどを展示した。FPGA設計を体験できるコーナーも設けた。
MAX 10 FPGAは、ソフトコア「Nios II」プロセッサを搭載できることに加えて、2つのコンフィギュレーション用フラッシュメモリブロックを内蔵している。このため、片方に安全な回路データを保存しておき、もう一方のメモリブロックに書き換え用の回路データを格納して、アップグレード作業を行えば、より安全に回路の書き換えを行うことができる。また、異なる2つの回路データをそれぞれのメモリブロックに格納しておけば、10ms未満で回路の書き換えが可能となり、処理目的に応じて瞬時に回路を再構成することができるという。ブースでも回路の書き換えデモなどを行った。
また、アナログブロックにはサンプリングレートが1Mサンプル/秒、分解能が12ビットのA-Dコンバータ2個と、温度検出用ダイオードなどが集積されている。これ以外にもDSPブロックなどさまざまな周辺機能を集積することで、ボード占有面積は同等性能を備えたFPGAに比べて最大50%削減することができるという。
さらに、マクニカの子会社であるアルティマが、アルテラ製FPGA向けにルネサス エレクトロニクス製16ビットマイコン「H8S C200」互換のIPコアを開発した。アルティマによれば、まずはMAX 10 FPGAにこのIPコアを搭載して供給していくという。
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