日本テキサス・インスツルメンツは「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(2014年11月19〜21日)で、セキュリティカメラモジュールと組み合わせたWi-Fiネットワークプロセッサのデモ展示などを行った。
日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は2014年11月19〜21日に横浜・パシフィコ横浜で開催されている展示会「組込み総合技術展/Embedded Technology 2014」(以下、ET 2014)で、産業/システム用途に向けたプロセッサやマイクロコントローラ、各種センサーなどを展示した。また、小ロットの製品購入がウェブ上で行えるオンラインストア「TI store」なども紹介した。これまでに比べて顧客向けサービス内容を充実するとともに、使い勝手も改善した。
TIは、産業システム向け半導体事業に対する取り組みを強化している。例えば、アナログICと組み込みプロセッシング製品を中心に、エネルギー効率が高く新たな機能を実現できる半導体製品と、開発期間短縮につながるリファレンスデザインの提供、技術サポートのさらなる強化を行っていく方針である。
ブースでもその一端を紹介した。Wi-Fiネットワークプロセッサ(SimpleLink Wi-Fiファミリ)で、プロセッサ外付けタイプの「CC3100」および、ARM Cortex-M4コアを統合した「CC3200」を用いたデモシステムでは、セキュリティカメラで撮影された映像を、Wi-Fiでスマートフォンに転送し、リアルタイムで画面に表示させたり、ファンや照明器具をワイヤレスで制御したりする展示を行った。既設のWi-Fiアクセスポイントを活用して、容易にネットワークを構築することができる。アクセスポイントとWi-Fi機能を搭載した端末の接続設定もスマートフォンから容易に行うことができるという。
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