Infineon Technologies(インフィニオン・テクノロジー)が、同社のマイコンを搭載したロボットが「ルービック・キューブ」をわずか0.637秒で解く動画を公開した。
Infineon Technologies(インフィニオン・テクノロジー)が、同社のチップを搭載したロボット「Sub1 Reloaded」で、「ルービック・キューブ」を0.637秒で解くデモを、「electronica 2016」(2016年11月8〜11日、ドイツ・ミュンヘン)で披露した。これまで人間がルービック・キューブを解いた最速記録は4.9秒で、これはギネスに登録されているという。
Sub1 Reloadedには、Infineonの「AURIX」ファミリーのマイコンなどが搭載されている。AURIXマイコンは、同ロボットではモーター制御を担っている。AURIXは、自動運転システムにも使われているマイコンだ。
今回のデモでは、センサーカメラでルービック・キューブの6面を撮影し、それらの画像を基にマイコンで最速の解法を演算する。その後、モーターの動作に必要なコマンドをパワー半導体に送ると、ルービック・キューブの各面に1個ずつ置かれた計6個のモーターが高速で稼働してパズルを回し、0.637秒という超高速でルービック・キューブを解いたのだ。
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