ディスコは、台湾拠点内に装置オペレーション研修を行うための専用施設「DHT Training Center」を開設した。研修サービスを一段と充実させることで、顧客や従業員の知識レベルを高めていく。
ディスコは2017年1月、台湾拠点である「DISCO HI-TEC TAIWAN(DHT)」内に、装置オペレーション研修を行うための専用施設「DHT Training Center」を開設したと発表した。
DHT Training Centerは、床面積が約50m2で、ダイシングソー「DFD6560」や純水リサイクル装置「DWR1721」を常設する。今後はグラインダーやレーザーソーなどの装置についても対応していく予定である。
同施設では、装置の運転操作の基礎から装置のメンテナンスまで、ユーザーの技術レベルに合わせた幅広いトレーニングサービスを提供していく。同時に従業員の知識レベルを高めていくことで、より質の高いカスタマーサポートを提供していくことが可能になるという。
顧客や自社の従業員に対して、装置の運転操作やメンテナンスに関する研修はこれまで、顧客が導入した装置やDHTのラボが所有する装置の空き時間を利用して実施してきた。このため、十分な研修を提供することができないこともあったという。
新たに専用の研修施設を設けたことで、より充実した研修サービスの提供を可能とした。顧客に導入された装置の稼働率向上による生産能力増強と、ダウンタイムの低減にも貢献できるとみている。研修開始は2017年1月以降を予定している。
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