横河レンタ・リースは現在、計測器、IT機器などハードウェアのレンタルビジネスに加え、ハードウェアレンタルに付随するさまざまなソフトウェアサービスの提供拡大を図っている。横河レンタ・リース社長の金川裕一氏は「計測器はハードウェアとして差別化を図ることが難しくなってきている。(ユーザーの思考は)“何を買うか”から“誰から買うか”に変わり、サービスに価値を見いだしている。われわれもビジネスモデルを“モノ”から“コト”に、ハードからソフト、サービスへと変えて、ユーザーニーズに追従していく」とし、MyAssetsの提供以外にも、エンジニア向けの情報提供や各種業務代行、受託校正、技術教育などのサービス提供を強化していく方針を示した。
なお、横河レンタ・リースでは2017年度内のMyAssets提供目標として、大手企業を中心に36社(無償利用含む)を掲げる。
金川氏は、「より多くの資産データ登録してもらい、それらデータから計測器対するニーズを把握し、レンタル事業などに生かしたい。将来的には、ツールを計測器販売店や海外のレンタルベンダーにOEM供給するなどのマネタイズも行いたい」としている。
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