未公開株式投資ファンドCanyon Bridge Capital Partnersによる米Lattice Semiconductorの買収は、トランプ大統領が発令した大統領令を受けて破談になった。
米Lattice Semiconductor(ラティス・セミコンダクター、以下Lattice)は2017年9月13日(現地時間)、未公開株式投資ファンドCanyon Bridge Capital Partners(以下、Canyon Bridge)によるLatticeの買収は、トランプ大統領が発令した大統領令を受けて、破談になったと発表した。
Canyon Bridgeが中国政府から資金提供を受けていることが明らかになったことから、米国の外国投資委員会(CFIUS)は、国家安全保障上の懸念から、Canyon BridgeによるLatticeの買収を中止あるいは禁止するよう、トランプ大統領に勧告していた(関連記事:投資ファンドによるLattice買収、破談が濃厚に)。今回の大統領令は、それを受けて発令されたものとなっている。
LatticeのCEOを務めるDarin G. Billerbeck氏はプレスリリースで、「Canyon Bridgeとの取引きは、当社の株主や顧客、従業員、そして米国にとっても最大の関心事だった。破談は残念だが、われわれは、交渉していた期間におけるCanyon Bridgeのサポートを感謝している」とコメントした。
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