Intelは2018年9月25日(米国時間)、同社製FPGA「Stratix 10 SX」を搭載したプログラマブルアクセラレーションカード(PAC)を発表した。既に発表済みとなるミッドレンジFPGA「Arria 10」搭載版PACとともに、データセンターアプリケーション向けポートフォリオを拡充する。
Intelは2018年9月25日(米国時間)、同社製FPGA「Stratix 10 SX」を搭載したプログラマブルアクセラレーションカード(PAC)を発表した。発表済みとなるミッドレンジFPGA「Arria 10」搭載版PACとともに、データセンターアプリケーション向けポートフォリオを拡充する。
今回発表されたPACに搭載されるStratix 10 SXは、クアッドコアのArm Cortex-A53プロセッサと統合したSoC(System on Chip)で、ロジックエレメント数は約280万個。PACには、メモリとして32Gバイトの4チャンネルDDR4 DRAMを実装しており、Arria 10搭載版PACと比較して「メモリを多く必要とする処理にも向く」(同社)としている。
フォームファクターは、4分の3レングスでフルハイトのPCIe(PCI Express)カード。デュアルスロットを専有する。インタフェースではPCIe Gen3 x16と、2個の100Gビット/秒(bps)イーサネットを採用した。最大消費電力は225W。
同社では、Stratix 10搭載版PACの活用領域として、ビデオトランスコードや流れるデータをストレージに送る前に随時処理するストリーミングアナリティクス、金融におけるリスクマネジメント、AI(人工知能)やゲノミクスに有効だとしている。
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