あの“轢断のシバタ”先生が再び(いや、三たび?)登場。現役医師の、新型コロナウイルスに対する“本気の考察”に、私(江端)は打ち震えました。今回、シバタ先生が秘密裡に送ってくださった膨大なメール(Wordで30ページ相当)に書かれていた、13の考察をご紹介します。
あの“轢断のシバタ”先生が再び(いや、三たび?)登場。現役医師の、新型コロナウイルスに対する“本気の考察”に、私(江端)は打ち震えました。今回、シバタ先生が秘密裡に送ってくださった膨大なメール(Wordで30ページ相当)に書かれていた、13の考察をご紹介します。⇒「世界を『数字』で回してみよう」連載バックナンバー一覧
コロナ禍が、今のような世界的パンデミックとなる、かなり以前から、シバタ医師 ―― 通称「轢断のシバタ先生」より、新型コロナウイルス感染症に関する各種の情報をご提供頂いてきました。
これまで、シバタ先生から御提供頂いたメールを、既に2回、「ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音」「1ミリでいいからコロナに反撃したいエンジニアのための“仮想特効薬”の作り方」として公開させていただいております。
『このテーマ(コロナ禍)については、あまりにシバタ先生に頼り過ぎているなー』と反省して、ここ一月ほどの間、自分なりに、感染学、免疫学、各種の検査方法、検査コストなどを調べていたところに ―― 再び、シバタ先生から長文メールを頂きました。
私、頂いたメールを印刷したもの(Word30ページ相当)を歩きながら読みましたが、あまりに集中しすぎて電柱と衝突しました(本当) ―― そのくらい「面白かった」。
そして、そこには、私の地道な勉強の果てにあるはずの「ゴール」が、全て記載されていました。
読み終わるや否や、私は、シバタ先生に公開と編集の許諾のお願いと、EE Times Japanの編集担当のMさんに掲載をお願いしました。そして、お二人からの”GO”は、その日のうちに届きました*)。
*)Mさんと私は、「今は”量子(現在連載中)”よりも”コロナ”が優先」という認識で一致しました。
それでは、シバタ先生のコロナシリーズ第3弾、「あの医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる13の考察”」を、始めたいと思います。
江端さん、ごぶさたしております。
轢断のシバタです。
前回までのメールに書けなかった、「こぼれ話」をまとめてみました。
自分の考えをまとめる目的で書いたものですので、江端さん以外の読み手は意識していませんし、「こぼれ話」を集めたものなので、きっちりとした総括もしていません。
江端さんが以前お話されていました「『再生産数R』に関するコラム」で、もしお役に立つのであれば、リンクでくっつけるなり、付録にでも使かって頂ければ幸いです。江端さんのお眼鏡にかなわないようなら、部分削除もしくは全破棄して頂いても構いません。
そして、いつも通りですが、私の文章の内容については「江端さんのようなエンジニア的思考を有する人」、すなわち、「記載された内容を、無条件に信じない」「理想論を語るだけでなく、現実をきちんと受け入れる」そして「批判に終始するのではなく、解決方法を自分で考えられる」という人のみを対象としていることを、あらかじめご了解ください。
もう少し早くご報告できれば良かったのですが、思いのほか完成までに時間がかかってしまいました。せめて第2波までにと思っていたら、これまた思ったよりも第2波(?)が早くやってきてしまった気がします ―― 江端さんも、私も、公開のタイミングを逃してしまったかもしれませんね。
御一読頂き、お時間のあるときにでも、ご感想頂けましたら、幸いと存じます。
シバタ
P.S. なお、文中に記載されている”COVID-19”は、新型コロナウイルスによって発病した”病名”で、”SARS-CoV-2”は、新型コロナウイルスの”ウイルス名”として区別していますので、ご注意ください。
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