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大電力対応で低挿入損失の汎用SPDTスイッチを開発新日本無線が5G(Sub6)基地局向け

新日本無線は、Sub6対応の5G(第5世代移動通信)基地局用として、大電力に対応した低挿入損失の汎用SPDTスイッチ「NJG1817ME4」を開発、サンプル品の出荷を始めた。

» 2021年05月19日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

2〜6GHz帯域で、挿入損失0.35〜0.45dBを実現

 新日本無線は2021年5月、Sub6対応の5G(第5世代移動通信)基地局用として、大電力に対応した低挿入損失の汎用SPDTスイッチ「NJG1817ME4」を開発、サンプル品の出荷を始めた。2021年7月より量産開始の予定。

 NJG1817ME4は、10Wまでの大電力に対応している。また、2〜6GHz帯域において、0.35〜0.45dBという極めて低い挿入損失特性を実現した。この値は業界トップレベルで、他社製の同等品に比べ半分以下だという。

 スイッチング時間は最大350ナノ秒で、高速切り替えを実現する。パッケージは外形寸法が2.0×2.0mmのEQFN12-E4を採用、実装面積の削減や機器の小型化が可能になる。制御電圧は3.3V(代表値)、制御電流は7μA(3.3V時)である。

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