OKIエンジニアリング(OEG)は2021年6月、半導体や電子部品の流通在庫品について信頼性評価を行う「真贋判定・信頼性試験サービス」を始めた。
OKIエンジニアリング(OEG)は2021年6月、半導体や電子部品の流通在庫品について信頼性評価を行う「真贋判定・信頼性試験サービス」を始めた。
電子機器メーカーなどが半導体や電子部品を調達する際、ネット購入など従来とは異なる新たなルートが登場している。「流通在庫品」と呼ばれるこれらの半導体や電子部品には、保管状態が良くない製品や、規格外の不良品、あるいは模倣品などが紛れ込んでいることもある。これらが、製品に組み込まれた後に動作不良の原因となるケースもあるという。
OEGが開始する新サービスは、こうした課題に対応したものである。具体的には、「正規品と模倣品の外観比較や透過X線検査での内部調査による真贋判定」「電気的特性評価による機能試験」「高温動作試験、温度サイクル試験などの加速試験による信頼性評価」を、ワンストップで行う。
これによって機器メーカーは、調達した流通在庫品が「正規品か」「機能的問題はないか」といった問題を事前にクリアすることができるという。真贋判定・信頼性試験サービスの標準価格は12万円より、となっている。
OEGは新サービス以外にも、「他部品への切り替え検討に向けた代替部品調査」「良品構造解析」「全数検査のスクリーニング」といったサービスも手掛けている。
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