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» 2022年03月09日 13時30分 公開

ローム、PMDEパッケージのダイオード14機種を追加同等性能で実装面積を約42%削減

ロームは、外形寸法が2.5×1.3mmと小さい「PMDE」パッケージを採用したダイオード製品として、新たに14機種を追加した。一回り大きい形状の「SOD-123FL」パッケージと同等の電気的特性を実現しつつ、実装強度を向上させた。

[馬本隆綱,EE Times Japan]

裏面電極や放熱経路を見直し、放熱特性を改善

 ロームは2022年3月、外形寸法が2.5×1.3mmと小さい「PMDE」パッケージを採用したダイオード製品として、新たに14機種を追加したと発表した。一回り大きい形状の「SOD-123FL」パッケージと同等の電気的特性を実現しつつ、実装強度を向上させた。車載信頼性規格「AEC-Q101」に準拠した製品も用意している。

PMDEパッケージを採用したダイオード製品の外観 出所:ローム

 PMDEパッケージは、一般的な「SOD-323」パッケージと同等のランドパターンを持つ独自製品。裏面電極や放熱経路を見直すことで、放熱特性を改善した。電流や耐圧などの電気的特性は、外形寸法が3.5×1.6mmの「SOD-123FL」パッケージを採用した製品と同等である。

 実装強度は34.8Nで、SOD-123FLパッケージの約1.4倍となり、基板に応力が加わっても亀裂が発生するリスクを低減できるという。実装面積は約42%も削減することが可能となった。また、チップを直接フレームで挟み込むワイヤレス構造を採用した。これにより、高いサージ電流耐量(IFSM)を実現した。

左はSOD-123FLパッケージとPMDEパッケージの放熱経路比較、右は従来ワイヤ構造とPMDEワイヤレス構造の違い[クリックで拡大] 出所:ローム

 PMDEパッケージを採用した新製品は、ショットキーバリアダイオード(SBD)「RBxx8シリーズ」が10機種、ファストリカバリーダイオード(FRD)「RFNシリーズ」が2機種、トランジェントボルテージサプレッサー(TVS)「VSシリーズ」が2機種である。これらは既に量産中で、サンプル価格(税別)は50円よりとなっている。

 RBxx8シリーズは、極めて低いIR(逆方向電流)特性を有し、高温環境でも安定動作可能な製品。今回はPMDEパッケージ品として耐圧30〜150Vの10機種を追加した。RFNシリーズは、整流ダイオードと同等の高耐圧(最大800V)性能を有し、trr(逆回復時間)に優れた製品である。VSシリーズは、突発的な電圧(サージ)を吸収し、一定の電圧に降圧する製品。5〜130Vの幅広いスタンドオフ電圧(VRWM)に対応可能となっている。

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