アルプスアルパインは、ローカル5G(第5世代移動通信)に向けた「5G通信デバイス評価キット」の提供を、2022年5月下旬より始める。自社が保有するセンサー技術との融合も含め、建設機械や農業機械、スマート工場などに対し、安定した5Gソリューションを提供していく。
アルプスアルパインは、ローカル5G(第5世代移動通信)に向けた「5G通信デバイス評価キット」の提供を、2022年5月下旬より始めると発表した。自社が保有するセンサー技術との融合も含め、建設機械や農業機械、スマート工場などに対し、安定した5Gソリューションを提供していく。
同社はこれまで、車載向けにBluetoothやWi-Fi技術を応用した製品を開発し供給してきた。2021年3月には、車載用5G NRモジュール「UMNZ1シリーズ」を開発し、サンプル出荷を始めた。現在は製品化に向けて世界の企業や関係省庁と連携し、実証実験を行っている。
車載用5G NRモジュールは、動作温度範囲が−40〜85℃で、自己放熱を抑え放熱特性にも優れた構造となっている。自社EMC(電磁適合性)なども達成した。同社いわき事業所内のテストコースを活用して、ロバスト性を検証することも可能だという。
同社は今後、開発した評価キットを企業や自治体に提供し、顧客のニーズを取り入れた製品を開発していくことで、ローカル5G事業に本格参入する足掛かりとしたい考えである。
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