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» 2022年05月11日 20時16分 公開

売上高、営業益で過去最高を更新、TDK22年3月期決算中計売上高目標は1年前倒し達成へ(1/2 ページ)

TDKは2022年5月11日、2022年3月期通期業績(米国会計基準)を発表した。売上高は前年比28.6%増の1兆9021億2400万円、営業利益は同49.4%増の1666億6500万円と、前年に続いて売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。

[竹本達哉,EE Times Japan]

 TDKは2022年5月11日、2022年3月期通期業績(米国会計基準)を発表した。売上高は前年比28.6%増の1兆9021億2400万円、営業利益は同49.4%増の1666億6500万円と、前年に続いて売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。

 同日開かれた説明会で同社専務執行役員の山西哲司氏は「米中対立やコロナ禍による影響を受けるも、社会経済活動の正常化、生産活動の回復により、エレクトロニクス需要は堅調に推移した」と振り返った。

TDKの2022年3月期業績概要[クリックで拡大] 出所:TDK

 用途別では、自動車向けについては、部材不足で自動車生産台数自体は前年並みだったものの、自動車1台当たりの部品搭載点数増加や部材在庫確保の動きにより、受動部品、センサーを中心に販売は堅調に推移したという。

 ICT市場向けでは、スマートフォンの生産が期初想定を下回ったものの採用数増などでスマートフォン向けの販売量は増加。ノートPCやタブレット端末向けの需要は引き続き堅調に推移した他、サーバ需要が拡大して、二次電池やセンサー、HDDヘッドの販売が伸びた。産業機器市場向けも旺盛な設備投資を受けて需要は堅調で、受動部品、二次電池、電源の販売が拡大した。

センサーで黒字化を達成

 製品別の業績は、受動部品が売上高5052億円で前年比24.1%増。うち、コンデンサーは1981億円(25.2%増)、インダクティブデバイスは1799億円(同28.5%増)だった。

 センサーは売上高1308億円と前年から60.8%増と大きく伸長。同製品分野の営業利益は27億円(前年は249億円の赤字)で初の通期黒字化を達成した。TMRセンサーなどの磁気センサー、温度/圧力センサーの販売が自動車向けを中心に拡大し、収益が改善、拡大したという。またモーションセンサーやマイクロフォンといったMEMSセンサーについても、販売量が大きく伸びたことで、赤字幅が大きく改善したという。

各事業の状況。左が受動部品、右がセンサー応用製品[クリックで拡大] 出所:TDK

 HDDヘッドなど磁気応用製品は、データセンター用ニアラインHDD向けが大きく伸びたことで、売上高2484億円(同24.7%増)で営業損益も前年の24億円の赤字から、46億円の黒字に転じた。二次電池や電源で構成するエナジー応用製品は売上高9653億円(同30.4%増)、営業利益1232億円(同16.4%減)で、二次電池での先行投資や材料価格高騰の影響で減益になった。

各事業の状況。左が磁気応用製品、右がエナジー応用製品[クリックで拡大] 出所:TDK
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