Tektronix(テクトロニクス)は2022年6月8日、厚み4cm、重さ1.8kgで小型、薄型、軽量を実現したミックスドシグナルオシロスコープの新製品「2シリーズMSO」を発表した。周波数帯域70MHzから500MHzをカバーするエントリークラスのオシロスコープとしての性能、機能を備えながら「どこにでも持ち運べる」というポータビリティを実現した。
真のポータビリティを実現した。世の中を変えるゲームチェンジャーになるだろう。
Tektronix(テクトロニクス)は2022年6月8日、厚み4cm、重さ1.8kgで小型、薄型、軽量を実現したミックスドシグナルオシロスコープの新製品「2シリーズMSO」を発表した。周波数帯域70MHzから500MHzをカバーするエントリークラスのオシロスコープとしての性能、機能を備えながら「どこにでも持ち運べる」というポータビリティを実現した。
2シリーズMSOは、従来のエントリークラスオシロスコープ「TBS2000Bシリーズ」(周波数帯域70MHz〜200MHz)から、性能、機能を向上させた新世代のエントリーモデルの位置付け。既に発売されている3/4/5/6シリーズMSOと同一のユーザーインターフェースを備え、主に組み込み機器開発用途をターゲットにする。
最大の特長は、これまでの同クラスのオシロスコープとは一線を画す形状にある。サイズは高さ210mm、幅344mm、奥行き40.4mm。「箱」というよりも「板」と形容した方がふさわしい形状だ。従来のTBS2000Bシリーズ(2チャンネル品)は高さ174.9mm、幅372.4mm、奥行き103.3mmであり、「どこにでも持ち運び、測定できるオシロスコープ」というコンセプトの下で大幅な“薄型化”を図った。
どこにでも持ち運び、測定できるように、バッテリー駆動にも対応する。オプションのバッテリー2個を搭載できるユニット「バッテリーパック」を装着すると8時間のバッテリー動作が行える(バッテリー2個搭載時)。バッテリーパック装着時の厚みは78mmで、重さは3.6kg。バッテリーパックは、ホットスワップ対応で、一方のスロットのバッテリーで電源を維持しながら、もう一方のスロットのバッテリーを交換することができ、8時間を超える連続使用にも対応する。
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