世界半導体市場統計(WSTS)が2022年春季半導体市場予測を発表しました。2020年よりも1000億米ドル以上も市場規模が拡大し、いかに半導体市場が急拡大したかということを象徴する数字となった。
この記事は、2022年6月13日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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先週、6月7日に世界半導体市場統計(WSTS)が2022年春季半導体市場予測を発表しました。WSTSの市場予測は、春季(6月ごろ発表)と秋季(11月ごろ発表)の年2回発表され、春季予測では、その前年の半導体市場規模の実績値が発表されます。
そして今回、発表された2021年の世界における半導体市場規模実績値は、2020年比26.2%増の5558億9300万米ドルでした。2020年よりも1000億米ドル以上も市場規模が拡大し、5000億米ドルの大台に初めて突破しました。
1000億米ドル以上という伸び幅は、過去に例がない大きなもので、いかに半導体市場が急拡大したかということを象徴する数字です。この数字を見る限り、半導体が足りなくなることもうなずけますし、この規模の半導体をよく供給できたなあ、とも思うわけです。
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