ローデ・シュワルツは、最高43.5GHzのネットワーク解析機能を備えたベクトルネットワークアナライザー「R&S ZNB43モデル」を発表した。
ローデ・シュワルツは2022年6月、最高43.5GHzのネットワーク解析機能を備えたベクトルネットワークアナライザー「R&S ZNB43モデル」を発表した。
同社はこれまで、R&S ZNBシリーズとして最高26.5GHzに対応するZNB26モデルなどを供給してきた。新たに発売したZNB43モデルは、周波数範囲を100k〜43.5GHzに拡張し、5G(第5世代移動通信)に用いられるミリ波帯や、航空宇宙および防衛分野に用いられる無線周波数帯「Kaバンド」にも対応することができる。
ZNB43モデルとして、2ポートまたは4ポートのモデルを用意している。それぞれ2.4mmあるいは2.92mmのコネクターで利用できる。オプションとして、パワーレンジの拡張と第2内部信号発生器も準備した。
主な用途としては、フィルターやカプラ、スイッチなど受動デバイスの特性評価を挙げた。オプションの第2内部信号発生器を搭載すれば、ミキサーやアンプといった受動デバイスの測定も可能になる。さらに、IEEE 370規格に準拠したディエンベッディングのためのソフトウェアツール群も統合オプションとして利用することができる。
この他、DUTを接続したままテストを続けられる、インラインのキャリブレーションユニットもサポートしている。試験ごとにDUTのケーブルをつなぎ直すなど、セットアップの作業効率を改善することができる。
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