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» 2022年07月29日 09時30分 公開

ルネサス、Q3売上高は成長鈍化見込む「半導体不足の反動出てくる」Q2業績は増収増益も(1/2 ページ)

ルネサス エレクトロニクスは2022年7月28日、2022年12月期(2022年度)第2四半期(4〜6月期)業績(Non GAAPベース)を発表した。第2四半期3カ月間の売上高は3771億円(前年同期比73.1%増)、営業利益は1453億円(同839億円増)、当期純利益は814億円(同356億円増)で増収増益となった。なお為替影響を除いた当期純利益は1204億円(同741億円増)としている。

[永山準,EE Times Japan]

 ルネサス エレクトロニクスは2022年7月28日、2022年12月期(2022年度)第2四半期(4〜6月期)業績(Non GAAPベース)を発表した。売上高は3771億円(前年同期比73.1%増)、営業利益は1453億円(同839億円増)、当期純利益は814億円(同356億円増)で増収増益となった。なお為替影響を除いた当期純利益は1204億円(同741億円増)としている。

「先行きは非常に不透明」

 同社の2022年度第2四半期の売上高は為替影響などから予想比で0.6%増となった。売上総利益率も製品ミックス改善や製造費用等の改善を主な要因に予想比1.1ポイント増、営業利益率は予想比2ポイント増で着地した。同社の社長兼CEO(最高経営責任者)の柴田英利氏は、「ガイダンスを少し上回るところで着地したが、一方で先行きは非常に不透明だ」と説明。半導体不足の状況について、一部領域の製品は依然供給がタイトなものの、全体的な需給バランスについては「充足しているのではないか」と言及。さらに、半導体不足時の反動が「おそらく2022年下半期から2023年位に一定程度出てくるだろう」とした。

 こうした見解から、柴田氏は、「第3四半期の出荷は少し抑制していきながら、前工程の加工を終えたウエハーを備蓄する『ダイバンク』の拡充を進めるなど需要の増減どちらにも耐えられるようなオペレーションをとっていく」と説明。同社は2022年度第3四半期の売上高は前四半期比1.8%増の3840億円(±40億円)とこれまでに比べ成長が鈍化することを見込む。なお、売上総利益率は56.5%、営業利益率は34.5%と予想している。

左=2022年度第2四半期の業績概要/右=2022年度第3四半期の業績予想[クリックで拡大] 出所:ルネサス エレクトロニクス

 左下図は、売上高の四半期ごとの推移だ。2022年度第2四半期売上高は前四半期比8.8%増の実績で、売上総利益率は同0.2ポイント増の58.6%、営業利益率は同0.6ポイント減の38.5%となった。

 事業別にみると、自動車向け半導体事業が売上高1638億円で前年同期比54.3%増、前四半期比6.4%増。売上総利益率は同0.2ポイント増の52.0%、営業利益率は同1.1ポイント減の36.3%だった。産業・インフラ・IoT(モノのインターネット)向け半導体事業は売上高2104億円で、前年同期比96.8%増、前四半期比10.8%増。売上総利益率は前四半期と同じ64.0%、営業利益率は同0.2ポイント増の40.1%だ。

左=売上高の四半期ごとの推移/右=2022年度第2四半期の売上収益、売上総利益率、営業利益率について[クリックで拡大] 出所:ルネサス エレクトロニクス

 なお、同社は今回、2022年3月に発生した福島県沖地震や同年7月に発生した川尻工場(熊本市)の瞬低による影響についてもまとめた。福島県沖地震による工場の稼働停止で、2022年度第2四半期の売上高にマイナス22億円、営業利益(Non GAAP)にマイナス14億円、営業利益(GAAP)にマイナス21億円の影響があったという。川尻工場瞬低については、第3四半期業績に多少の影響が出る見込みだ。

福島県沖地震や同年7月に発生した川尻工場の瞬低の影響について[クリックで拡大] 出所:ルネサス エレクトロニクス
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