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キヤノン、380億円で栃木に半導体製造装置の新工場建設へ2025年上期の操業目指す

ヤノンは2022年10月6日、約380億円を投じ、同社宇都宮事業所(栃木県宇都宮市)に半導体製造装置の新工場を建設すると発表した。2023年下期に着工し、2025年上期からの操業を目指す。

» 2022年10月06日 16時33分 公開
[永山準EE Times Japan]

 キヤノンは2022年10月6日、同社宇都宮事業所(栃木県宇都宮市)に約380億円を投じ、半導体製造装置の新工場を建設すると発表した。2023年下期に着工し、2025年上期からの操業を目指す。

 新工場「宇都宮光学機器事業所新工場(仮称)」は、栃木県宇都宮市清原工業団地22-2に設置し、半導体製造装置の開発・生産・サービスを行う。敷地面積は約7万m2、投資額は380億円(建設費)となる予定だ。

 キヤノングループは、2021年からの新5カ年経営計画「グローバル優良企業グループ構想」フェーズVIにおいて、「生産性向上と新事業創出によるポートフォリオの転換を促進する」を基本方針に掲げ、主要戦略の一つである半導体製造装置事業の拡大を進めている。

 同社は、「半導体市場は、IoT(モノのインターネット)や5G(第5世代移動通信)など『社会のスマート化』がけん引し、成長を続けている。キヤノンでは、製品/営業/サポート各分野の強化に取り組んでおり、半導体露光装置のシェアも拡大している。今後、中長期的に見込まれる需要の増加に応えるため、宇都宮事業所内に新工場を建設し、生産能力を強化する」と述べている。

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