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CEATEC 2022 特集

10年で4万人採用目指す、半導体メーカー8社が若手人材を熱望“No Semiconductor, No Future”を掲げ(1/2 ページ)

JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)は同団体が主催する展示会「CEATEC 2022」(2022年10月18〜21日、幕張メッセ)に半導体メーカー8社と共同ブースを構えた。出展したのは、キオクシア、マイクロン メモリ ジャパン、三菱電機、ヌヴォトン テクノロジージャパン、ルネサス エレクトロニクス、ソニー、東芝、ロームの8社。学生をターゲットに、半導体産業人生ゲームや半導体が使われている製品の展示などを通じて、半導体業界を身近に感じてもらうのが狙いだ。

» 2022年11月07日 15時30分 公開
[半田翔希EE Times Japan]

 JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)は同団体が主催する展示会「CEATEC 2022」(2022年10月18〜21日、幕張メッセ)に半導体メーカー8社と共同ブースを構えた。出展したのは、キオクシア、マイクロン メモリ ジャパン、三菱電機、ヌヴォトン テクノロジージャパン、ルネサス エレクトロニクス、ソニー、東芝、ロームの8社。学生をターゲットに、「半導体産業人生ゲーム」や半導体が使われている製品の展示などを通じて、半導体業界を身近に感じてもらうのが狙いだ。

JEITAブース 共同出展8社のロゴ[クリックで拡大]

 JEITAは地域ごとに担当企業を割り当てて、高校・大学・専門学校を中心に講演活動を行うなど半導体業界人材育成にも注力している。事業推進部担当部長兼CEATEC推進室長代理の曽根原誠氏は「今までは良いものを作って売るだけだったが、これからは魅力を感じてもらうための努力が必要になる。半導体業界の未来のためには若手人材の採用が急務だ」と語る。採用目標は、共同出展の半導体メーカー8社合計で「10年間で4万人」を掲げる。

 同氏は「今回の展示を通じて、半導体を身近に感じてもらい、将来の就職先の選択肢の一つにしてもらいたい。そういった半導体業界での『人生」を考えた時に思い立ったのが人生ゲーム(制作はタカラトミー)だった」と続けた。

24歳会社員、「半導体産業人生ゲーム」を実際にやってみた

 ここからは筆者の半導体業界でのキャリア(架空)について実況していく。

半導体産業人生ゲーム スタート![クリックで拡大]

 さあ、始まりました半導体産業人生ゲーム。最初に止まったのは「検査技術職への就職」マス。給与は1万米ドル(約150万円)……月給ならば夢のような金額だ! これは幸せな夢が見られそうな予感がする。

左=検査技術職に就職/右=祝:初任給[クリックで拡大]

 次のマスではもうキャリアアップのチャンス。一体一マス当たりに何日経過しているのか。しかし、ここは残念。キャリアアップならず。平社員継続だ。

二度目の給料日&キャリアアップのチャンス![クリックで拡大]
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