「エッジ+αを全て見せる」、EdgeTech+ 2022が開催間近 : 3年ぶりのフェスタやETロボコンも (2/2 ページ)
JASAはEdgeTech+の5つのみどころを紹介した。
まずは、3年ぶりに開催される「ETロボコン2022」だ。プログラミングを学ぶ学生や、組み込み・ITエンジニア達が日本一を目指してソフトウェア技術を競う大会で、今回で21回目の開催となる。2020年、2021年はオンラインでのシミュレーター協議会形式での実施となったが、2022年はリアル会場で実施する。
大会イメージ[クリックで拡大] 出所:JASA
2つ目は、同じく3年ぶりに「EdgeTech+ フェスタ」が開催される。2022年11月17日午後5時から1時間限定の開催で、ビールやワインなどの飲み物、おつまみなどが用意され、気軽に出展者とコミュニケーションを取れる時間となっている。開催にあたり参加者が安心して参加できるように会話時のマスクの着用や手指消毒を徹底する。
過去のフェスタ(2019年以前)の様子[クリックで拡大] 出所:JASA
3つ目は「チップミュージアム -mini-」だ。1971年にIntelから世界初のマイクロプロセッサ「4004」が提供されて半世紀(51年)経過したことを記念したもので、2000年ごろまでの30年間で進化したチップの歴史が展示される。
「チップミュージアム -mini-」の展示イメージ[クリックで拡大] 出所:JASA
4つ目は基調講演だ。EdgeTech/EdgeTech+のテーマを中心に、各社の事例/技術の紹介や海外ゲストの登壇など14講演を予定している。JASAは「トヨタやGoogleなど日ごろ接する機会の少ない方々に講演していただくため、毎年すぐに満席になってしまう。ぜひ会場にお越しいただきたい」と述べた。講演を聴講するにはEdgeTech+2022のサイトから事前登録が必要になる。
基調講演 一部抜粋[クリックで拡大] 出所:JASA
5つ目は、「EdgeTech+ AWARD 2022」だ。今回のEdgeTech+ AWARDでは製造業のDXを促進する技術やソリューションが受賞した。物流のDXを加速するIoT(モノのインターネット)タグ用LSIを開発したソシオネクストや、エッジAIカメラを手掛けたAvintonジャパンなどが受賞した。2022年11月17日に会場で表彰式が行われ、ソリューションの内容はスペシャルピッチで紹介される。
「EdgeTech+ AWARD 2022」の受賞企業とスペシャルピッチのスケジュール[クリックで拡大] 出所:JASA
画像鮮明化+エッジ推論で異常検知を簡単に
LeapMindは「ET&IoT 2021」(2021年11月17〜19日、パシフィコ横浜)のジーニックのブースにて、超低消費電力のAI(人工知能)推論アクセラレーターIP(Intellectual Property)「Efficiera」のデモを展示した。
端末を“後付け“で非接触操作対応にする赤外線センサー
ソフトウェアの受託開発事業を手掛けるメタテクノは「ET&IoT 2021」(2021年11月17〜19日、パシフィコ横浜)で、赤外線センサーを使った非接触のセンシングソリューションを展示した。
インフィニオン、60GHz電波センサーモジュール実演
インフィニオン テクノロジーズ ジャパンは、「ET&IoT 2021」で、60GHzスマート電波センサーモジュール「NJR4652」シリーズや、PSoC MCUを用いてエッジAIを実現するための「ModusToolbox Machine Learning」ソリューションなどを紹介した。
あす「CEATEC 2022」開幕、3年ぶりのリアル開催
エレクトロニクス、ITに関する総合展示会「CEATEC 2022」(シーテック 2022/主催=JEITA)が2022年10月18日、千葉市の幕張メッセで開幕する。コロナ禍に伴い2020年、2021年と過去2回はオンライン開催のみだったが、3年ぶりにリアル展示会として開催される。会期は、2022年10月21日まで。
消費電力を最大50%削減するエッジAI/HMI向けMPU
Texas Instruments(以下、TI)はドイツ・ニュルンベルクで開催された組み込み技術の展示会「embedded world 2022」(2022年6月21〜23日)に出展し、エッジAIおよびHMI(ヒューマンマシンインタフェース)向けのMPU「Sitara AM62」ファミリーのデモを展示した。 AM62ファミリーは、競合製品に比べ消費電力を最大50%削減できるという。
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