車載半導体のニッチ分野をリードする、ドイツElmos:electronica 2022(2/2 ページ)
また、リアライト向けとしては16チャンネルのLEDドライバー「E552.94」および「E552.95」を展示した。両製品はそれぞれとUARTおよびCAN-FDプロトコル搭載(最大2Mビット/秒のデータレート)で、各チャンネルに独立した10ビットPWMジェネレーターを搭載し、チャンネルあたり100mAの最大出力電流を備える。車内ネットワークを介してボディーコントロールモジュール(BCM)に直接接続できることから、ローカルのマイコンも不要となり、部品数およびコストの削減を実現するという。なお、両製品はASIL BおよびAEC-Q100に適合している。
16チャンネルのLEDドライバー「E552.94」および「E552.95」デモと特長について[クリックで拡大]
説明担当者は、「車の外装は将来的には、リアライトだけでなくリアエリア全体にデザインライトが搭載されるようになると見込まれており、われわれにとって大きなチャンスになると考えている」と述べていた。
このほかモーター制御の分野では、同社が「業界シェアトップ」とする車載エアコンのフラップ向けとして、32ビットArm Cortex-M4ベースのマイコン、大容量プログラムメモリ、コプロセッサおよびゲートドライバー回路などを高度に集積した12V車載アプリケーション向け3相BLDCモーターコントローラー「E533.06」のデモを紹介。また、同じく同社がシェアトップとする超音波センサーのデモなど、各分野での強みをアピールしていた。
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