RA0E1は汎用品のため、ルネサスは同製品の用途を民生機器や産業機器など幅広く想定していて、特に民生機器や産業オートメーション、ビルディングオートメーションへの利用をターゲットとしている。
低消費電流という特徴から、バッテリー駆動のデバイスではバッテリー寿命を最大化できるとうたう。また、CPUを起動させずにA-D変換を行うスヌーズモードを搭載していることから、異常検出時のみ動作させる温度以上検出システムのような用途にも適しているという。
ルネサスは今後、RA0シリーズのラインアップ拡充を続けるとしている。具体的には2025年頃をめどにメモリ容量やピン数を増やしたモデル、ピン数をより抑えたモデルのリリースを検討しているという。
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