アドバンテストは「SEMICON Japan 2024」に出展し、SoC(System on Chip)テストシステム「V93000」用のRFテストカードやパワーマルチプレクサカードを紹介した。
アドバンテストは「SEMICON Japan 2024」(2024年12月11〜13日、東京ビッグサイト)に出展し、SoC(System on Chip)テストシステム「V93000」用のRFテストカードやパワーマルチプレクサカードを紹介した。
V93000は、アドバンテストのSoCテスター製品群の中でも主要なシリーズで、2024年で発売25周年を迎えた。
最新製品は2020年発表の第4世代「V93000 EXA Scale」だ。同製品向けに2024年11月、アドバンテストは次世代RFテストカード「Wave Scale RF20ex」を発売した。周波数範囲は100M〜20GHz、変調帯域幅は2GHzで、64本の双方向ポートを備える。Wi-Fi 8や6G規格などへの移行を見据えた性能とカバレッジが特徴で、「あらゆるRFアプリケーションに1台で対応し、かつ長く使える製品だ」(アドバンテスト説明員)としている。
2024年11月には、同じくV93000 EXA Scale向けに新しいパワーマルチプレクサカード「PMUX02 Power MUX」も発表した。スイッチは22個で、スイッチ密度は従来比2倍になった。電圧範囲は±160Vで、将来のバッテリーマネジメントシステムの要件にも対応する。
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