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エッジAIデバイス開発を支援、ソニーセミコンが技術情報公開ソフトウェアパッケージも提供

ソニーセミコンダクタソリューションズは、インテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を活用したエッジAIデバイスの開発支援に向けて、「技術ドキュメント」とオープンソースの「ソフトウェアパッケージ」を公開した。

» 2025年08月06日 15時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]

インテリジェントビジョンセンサー搭載機器を効率よく開発

 ソニーセミコンダクタソリューションズは2025年8月、インテリジェントビジョンセンサー「IMX500」を活用したエッジAIデバイスの開発支援に向けて、「技術ドキュメント」とオープンソースの「ソフトウェアパッケージ」を公開した。

 公開した技術ドキュメント「IMX500 Camera Development Guidebox」には、IMX500のデータシートをはじめ、ハードウェア設計レファレンス、ソフトウェアレファレンスマニュアル、AIインプリメンテーションガイド、IMX500ファームウェアなどが含まれる。これを活用すれば、エッジAIデバイスの初期設計から量産まで、効率よく開発できるという。

 これらの技術ドキュメントは法人向けに、エッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS(アイトリオス)」のマーケットプレイスで登録したユーザーには無償で提供される。

 もう1つのソフトウェアパッケージ「Edge Device Core(EDC)」は、エッジAIデバイスの設計や実装時に、設計者が抱える「センサー制御」や「AIモデル管理」「デバイス運用」といった課題を解決するために用意した。共通のインタフェースと運用機能を提供することで、個別開発に依存せず、エッジAIの設計や開発、導入を統一的に進めることができるという。

Edge Device Coreの活用イメージ[クリックで拡大] 出所:ソニーセミコンダクタソリューションズ Edge Device Coreの活用イメージ[クリックで拡大] 出所:ソニーセミコンダクタソリューションズ

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