Micron Technologyが、台湾のファウンドリーPSMCと、PSMCが台湾苗栗県銅鑼に有する工場を買収する独占的意向表明書(LOI)を締結した。買収額は18億米ドルを予定している。Micronはこの買収が2027年後半からDRAMウエハー生産の大幅な増加に貢献するとしている。
Micron Technology(以下、Micron)は2026年1月17日(米国時間)、台湾のファウンドリーPSMCと、PSMCが台湾苗栗県銅鑼に有する工場(P5)を買収する独占的意向表明書(LOI)を締結したと発表した。買収額は18億米ドルを予定している。Micronはこの買収が2027年後半からDRAMウエハー生産の大幅な増加に貢献するとしている。
Micronはこの買収によって、約2万8000m2の300mmファブのクリーンルームを獲得することになる。Micronは「これにより当社はメモリソリューションに対する世界的な需要拡大への対応をさらに強化する」としている。また今回のLOIは、Micronの後工程におけるMicronとPSMCの長期的な関係構築および、PSMCのレガシーDRAMポートフォリオのサポートも目的としているという。
Micronのグローバルオペレーション担当エグゼクティブバイスプレジデントであるManish Bhatia氏は「今回の既存クリーンルームの戦略的買収は、当社の台湾における現行の事業体制を補完するものだ。需要が供給を上回り続ける市場において、生産拡大と顧客対応強化を可能にする。PSMCの銅鑼工場はMicronの台中拠点に近接しているため、台湾事業全体で相乗効果を発揮するだろう」と述べている。
今回の取引は、契約締結および必要な規制当局の承認を経て2026年第2四半期までに完了する見込み。取引完了後、Micronは工場の所有権と管理権を取得し、段階的にDRAM生産設備の設置と生産能力増強を行う。PSMCは銅鑼工場の操業を一定期間内に移転する。
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