コンシューマー向けフラッシュメモリ製品を手掛けるLexar(レキサー)の日本法人レキサージャパンは2026年2月26日、日本市場における事業戦略発表会を開催した。発表会の中では、AI対応デバイス向けストレージ構想「AIストレージコア」を紹介した。
コンシューマー向けフラッシュメモリ製品を手掛けるLexar(レキサー)の日本法人レキサージャパンは2026年2月26日、日本市場における事業戦略発表会を開催した。日本における事業展開の強化や、AI対応デバイス向けストレージ構想「AIストレージコア」を紹介した。
Lexarは1996年に米国カリフォルニア州で創立したメモリメーカーで、SDカードやSSDなど、主にコンシューマー向け製品を展開する。
アジア太平洋地域のゼネラルマネジャーを務めるWilliam Lu氏は「Lexarはウエハーの品質にこだわり、中国とブラジルの製造拠点でパッケージングやテストを行うとともに、コントローラーチップ、ファームウェアも自社で開発している。高品質を強みに、70カ国以上、1億人以上のユーザーに向けてサービスを提供している」とする。
レキサージャパンのセールスディレクターであるDerrik Tan氏は、日本を「極めて重要な市場」だと語る。「日本は高付加価値が求められるプレミアム市場であると同時に、ユーザーが品質に厳しい。主要なカメラメーカーが集中し、半導体の製造拠点でもある。日本市場で成功できれば、グローバルのどこでも成功できると考えている」とした。
2024年からは小売展開を拡大していて、家電量販店やカメラ専門店など全国100店舗以上で流通するほか、サポート体制も整備する。Derrik氏は日本での事業展開を強化するとして、ゲームやコンテンツ作成、データ集約型アプリケーション向けのSSD「PLAY X SSD」を、日本市場で最初に発売することなどを発表した。
AI技術の発展により、PCやスマートフォン、ロボットなど、さまざまなデバイスがAIへの対応を進めている。こういったAI対応デバイス向けでは、これまで以上のストレージ容量やデータ転送速度が求められるとともに、ロボットなどのフィジカルAIでは、過酷な環境に耐える耐久性が必要になる。
そこでLexarは、AI対応デバイス向けのストレージ製品を展開する「AIストレージコア」構想を、2026年1月の「CES 2026」(米国ネバダ州ラスベガス)で発表した。まずはAI PCや高性能コンピューティング(HPC)向けの「AI-Grade SSD」、次世代PC向けの差し込み式ストレージ「AI-Grade Storage Stick」、8K AIイメージングやリアルタイムエッジ解析向けの「AI-Grade Card」を展開し、今後プラットフォームを拡大する予定だ。
現在は開発段階で、2026年中のリリースを予定する。また、さまざまなデバイスに適した製品を開発するために、メーカーとの共同開発も視野に入れているという。
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