メディア

「開発部門がなくても存在感を放つ日本」 テクトロニクス日本法人代表80周年を迎えたTektronix(3/3 ページ)

» 2026年08月18日 10時30分 公開
[村尾麻悠子EE Times Japan]
前のページへ 1|2|3       

コモディティに近づくオシロ 差異化の鍵は

――オシロのビジネスにおいて、競合との差異化ポイントはどこにあるとお考えですか。

瀬賀氏 オシロという製品自体は、コモディティに近づいている。基本性能の向上はだいぶ進み、各社でそれほど大きな違いは出なくなっている。そうした中で、ユーザーインタフェース(UI)やプローブが鍵になるのではないか。

 UIにおいては、Tektronixのオシロは人間工学に基づいて作られている。実際にエンジニアが使用しているところを確認し、操作に迷うことがないよう考え抜かれたレイアウトで、ボタンやノブが配置されている。

――プローブでは、先ほどもお話に出てきたIsoVuがあります。

瀬賀氏 テクトロニクスがパワー市場で成長できた理由の一つが、IsoVuだ。オシロがいくら高性能でも、プローブの品質が低いと何を測定しているのか分からない。われわれはとにかく、プローブにこだわってきた。価格は(一般的なプローブに比べて)10倍ほど高いが、実際に測定した波形を見ると納得してもらえることが多い。まさに「百聞は一見に如かず」だ。正しい波形で評価しなければ、正しく設計できないことをエンジニアはよく理解しているので、IsoVuのメリットを訴求しやすい。

――次の節目に向けて、これからの意気込みをお聞かせください。

瀬賀氏 先端オシロなど製品の開発はもちろんのこと、変化していく世の中に合わせて、常に顧客をサポートできるような体制を強化する。冒頭でも話した通り、日本法人も含めTektronixは斬新な取り組みを常に行ってきた。日本の顧客の声を聞き、製品開発に反映していくことにも尽力する。

テクトロニクス瀬賀幸一氏

⇒EE Times Japan インタビュー記事一覧

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

特別協賛PR

RSSフィード

公式SNS

All material on this site Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
This site contains articles under license from AspenCore LLC.