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» 2008年12月08日 14時43分 公開

日本電子とACTがリチウムイオン・キャパシタを発売、重量エネルギ密度が30Wh/kgと高いエネルギー技術

[畑陽一郎,EE Times Japan]

 日本電子とアドバンスト・キャパシタ・テクノロジーズ(ACT)は、静電容量が5000F、蓄電容量が8.3Whと大きいリチウムイオン・キャパシタ「Premlis A5000」の出荷を開始した。正極にACTが開発した「ナノゲートカーボン」、負極にリチウムイオンを添加した黒鉛系カーボンを用いたことで、エネルギ密度を30Wh/kgと、電気2重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)の5倍程度まで大きくできたと主張する。

 大電流を出力するよりもエネルギ密度を高めることに適した設計を採った。このため、例えば太陽光発電装置と組み合わせて自立動作させる街灯システムなどに向ける。このほかUPS(無停電電源装置)や携帯型機器の電源としても利用できるとした。

図 リチウムイオン・キャパシタ「Premlis A5000」

 外形寸法は100×100mm。厚さと重量は顧客が必要とする蓄電容量とエネルギ密度によって個別に変更するとした。等価直列抵抗(ESR)は5mΩ、動作電圧は2〜4Vである。動作温度範囲は−30〜60℃。価格は2万5000円。2009年度中には月産2万個の量産体制を整えるとした。

 同時に、静電容量が2000Fの「Premlis A2000」、同1000Fの「Premlis B1000」、Premlis A5000を12個内蔵した容量100Whの大型モジュールなどの出荷も開始した。

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