米ThinkFree社は、携帯型機器用組み込みOS「Android」に向けたオフィス・ソフト「ThinkFree Mobile for Android」を開発したと発表した。台湾の台北で、2009年6月2〜6日に開かれている「COMPUTEX TAIPEI 2009」でデモを展示した。
ThinkFree Mobile for Androidは、ワープロ・ソフト「ThinkFree Write」、表計算ソフト「ThinkFree Calc」、プレゼンテーション・ソフト「ThinkFree Show」で構成される。それぞれ、米Microsoft社の「Word」、「Excel」、「PowerPoint」と文書ファイルに互換性があり、これらのソフトウエアの文書を開いたり作ったりすることができる。「2007 Office」のdocxやxlsx、pptx形式にも対応する。
対応するAndroidのバージョンは1.5以上。必要な主記憶容量は256Mバイト以上。インストールするには、ストレージ装置に10Mバイト以上の空き容量を必要とする。まず、2009年7月に文書の閲覧のみが可能なビューア版を、同年第4四半期に文書の編集が可能なバージョンをそれぞれ出荷する予定だ。
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