パナソニック電工は2009年9月、開発中の電気自動車向けの充電スタンド「ELSEEV」(エルシーブ)を2010年6月から発売すると発表した(図1)。
ELSEEVは、役所や公共施設など公共スペースに設置することを想定した据え置き型充電スタンド。電気自動車の普及につれて、充電インフラが広範に必要になること見越した。販売目標台数は、2011年度に年間1万台である。価格は20万円を予定する。
200V、20Aのコンセントを内蔵するほか、一度に充電できる車の台数を増やすために、設置後にコンセント・ユニットを最大3個増設できる構造を採った(図2)。増設時には100Vのコンセントも選択できる。ただし、200V、100Vとも急速充電器としては利用できない。
形状は、幅280mm×奥行き210mmであり、充電スタンド用の設置面積の低減にも努めた。高さは1600mm。
電気自動車の普及にあわせ、今回の公共用充電スタンドに加えて、戸建て向け充電スタンドの製品化も予定している。
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