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電気自動車用充電スタンドをパナソニック電工が2010年6月に発売エネルギー技術 電気自動車

» 2009年09月18日 16時59分 公開
[畑陽一郎,EE Times Japan]

 パナソニック電工は2009年9月、開発中の電気自動車向けの充電スタンド「ELSEEV」(エルシーブ)を2010年6月から発売すると発表した(図1)。

 ELSEEVは、役所や公共施設など公共スペースに設置することを想定した据え置き型充電スタンド。電気自動車の普及につれて、充電インフラが広範に必要になること見越した。販売目標台数は、2011年度に年間1万台である。価格は20万円を予定する。

 200V、20Aのコンセントを内蔵するほか、一度に充電できる車の台数を増やすために、設置後にコンセント・ユニットを最大3個増設できる構造を採った(図2)。増設時には100Vのコンセントも選択できる。ただし、200V、100Vとも急速充電器としては利用できない。

図1 図1 ELSEEVを用いて充電しているところ
公共スペースへの設置を狙う。
図2 図2 コンセント部の拡大図
充電時にはコンセントに施錠できる。感電を防止するためにコンセント扉を閉めないと通電しない構造を採る。

 形状は、幅280mm×奥行き210mmであり、充電スタンド用の設置面積の低減にも努めた。高さは1600mm。

 電気自動車の普及にあわせ、今回の公共用充電スタンドに加えて、戸建て向け充電スタンドの製品化も予定している。

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