米EE Times誌は2010年5月10日(米国東部夏時間)、60GHz帯の無線チップを手掛ける米SiBEAM社が、Wireless Gigabit(WiGig)規格向け無線チップを提供すると報じた。WiGigは、60GHz帯を使った無線通信規格の策定を手掛ける業界団体である。同団体と、無線LAN技術の普及を目指す「Wi-Fi Alliance」が協力するという発表に関連したもの。
SiBEAM社は、WiGig Allianceと同じく60GHz帯に注目する業界団体「WirelessHD Alliance」に向けた無線チップを手掛けてきた。現時点で、WirelessHD向け無線チップを製品化しているのは、同社のみである。
同社は、第3世代目となる無線チップの概要を2010年1月に明らかにしており、WirelessHDの次世代規格「WirelessHD Next Generation」に準拠させる予定だと説明していた。なお、SiBEAM社はWirelessHD Allianceを立ち上げたボード・メンバーの1社である。
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