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【CEATEC 2010】お好み情報をあなたの目の前に、パイオニアが次世代車載ディスプレイを展示ディスプレイ技術

» 2010年10月05日 15時46分 公開
[前川慎光,EE Times Japan]

 パイオニアは、RGBレーザーを使った車載用表示デバイスを開発し、エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2010」(2010年10月5日〜9日に幕張メッセで開催)に展示した。

 「Network Vision Head Up Display」と名付けたもので、RGBレーザーを光源に使ったプロジェクタとレンズで構成している(図1)。利用者は視線の先にあるレンズを見ることで、あたかも大画面のディスプレイを使ったかのように、各種情報を確認できる(図2)。

 表示させる情報の候補は、道路のナビゲーション表示や渋滞情報、ガソリンスタンドや充電ステーション情報など。スマートフォンと連携させることで、利用者それぞれの好みに応じた情報を表示させることを想定している。「現在のカーナビに比べて、ディスプレイの画面サイズを大きく見せられることや、利用者がディスプレイを確認するときの焦点(ピント)の移動幅が少ないことがメリット」(同社の説明員)だという。

図1 図1 パイオニアの次世代車載ディスプレイ「Network Vision Head Up Display」
道路のナビゲーション表示や渋滞情報、利用者のスマートフォン内のコンテンツなど、さままな情報を表示することを想定している。
図2 図2 情報を表示させた様子
あたかも視線の先にあるディスプレイに情報が表示されているように見える。

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