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シスコら数社、無線LANチップの新興企業に投無線通信技術

» 2010年11月16日 15時28分 公開
[Mark LaPedus,EE Times]

 無線LAN(Wi-Fi)利用の家庭用マルチメディアネットワーク機器に向けた半導体チップを提供するイスラエルのCeleno Communicationsは、1200万米ドルの投資ラウンドを終了した。

 この投資ラウンドには、戦略的な投資機関として新たにメディア関連企業である米国のリバティ・グローバル(Liberty Global)が参加した。リバティ・グローバルは2010年9月に、同社のマルチメディアホームゲートウエイを高度化するために、Celeno Communicationsが提供するキャリアグレードの無線LAN技術を採用している。

 前回の投資ラウンドに参加したシスコシステムズとGreylock Partners、Miven Venture PartnersPitango Venture Capitalも今回の投資ラウンドに参加した。

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 Celenoの無線LANチップセットには同社独自の「OptimizAIR」技術が用いられており、IEEE 802.11n規格の無線LANで得られる性能をさらに改善し、HD映像を家屋全体に配信できるという。同社によると、このチップセットは既存のIEEE 802.11n規格に比べて伝送範囲およびスループットを10倍まで改善可能だという。

 同社は、「Celenoのソリューションを用いれば、インターネットプロトコルTV(IPTV)の家庭用ゲートウエイとセットトップボックスを無線で接続したり、デジタルビデオレコーダ(DVR)のコンテンツを家庭内の複数の部屋に散らばった複数の端末に無線で配信したり、インターネットによる高品位の映像ストリーミングや無線HDTV機器などのHDビデオアプリケーションを実現できる」と述べている。

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