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» 2011年01月20日 00時00分 公開

「SSD」の限界超える半導体ストレージ、TEDが高速/低遅延のフラッシュモジュール販売メモリ/ストレージ技術 NAND型フラッシュメモリ(2/2 ページ)

[前川慎光,EE Times Japan]
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累計75ペタバイトの書き込み耐性

 ioDriveの3つ目の特徴は、前述の通り、エンタープライズ用途での使用に耐える十分な信頼性と書き込み寿命である。

 NAND型フラッシュメモリを採用したストレージにおいて、信頼性や書き込み寿命といった指標は、特に重要だ。微細化と多値化の進展によって、高い信頼性と十分な書き込み寿命を確保することは、ますます難しくなっている(詳しくは、「制御ICで決まるSSD、微細化進展で信頼性確保が課題に」を参照)。

 Fusion-ioは、既存のSSDで懸念されていた信頼性の確保の難しさや、書き込み寿命の制限を、独自技術で解決したと説明する。採用した基本技術は、データを書き込むブロックの均等化(Wear Leveling)や、書き込み領域の最適化(Grooming)と、言葉そのものは目新しくない。一般的な技術を基本に、独自の最適化を施していると説明した。

 ioDriveのいくつかの品種のうち、160Gバイトの品種は、累計75ペタバイトものデータを書き込める耐性を持つ。1日に10Tバイト書き込んだとき、20年程度の書き込み寿命に相当する。「SSDに比べると十分に長い。エンタープライズ用途での使用に十分耐える設計だ」(東京エレクトロンデバイス)。

 書き込んだデータ量を把握する機能や、データを書き込む予備領域である「オーバープロビジョン領域」の割合を変更する機能を用意したことも特徴である。このほか、データ保持の信頼性を確保するために、データの保存にN+1のRAIDクラスの冗長性を持たせるとともに、高度なエラー補正技術(39ビットECC)を採用した。

160Gバイト品種の参考価格は100万円

 東京エレクトロンデバイスは、ioDriveの販売や導入支援、システム構築、保守を担当する。「当社にとって、これまでで最も包括的な契約」(Fusion-ioのFleming氏)だという。独占的な販売代理契約ではないものの、現在東京エレクトロンデバイス以外との契約は考えていないという。ioDriveの参考価格は、160Gバイトの機種で100万円(保守費用を含まない)。160Gバイト〜5.12Tバイトの範囲で、合計7品種を販売している。

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