ルネサス エレクトロニクスは、これまで生産設備の立ち上げ作業を続けていた津軽工場と鶴岡工場の生産を、4月12日に再開した。
ルネサス エレクトロニクスは、東北地方太平洋沖地震によって影響を受けた製造拠点の最新状況を公表した(関連記事1、関連記事2)。
地震によって影響を受けた5つの半導体前工程拠点(表1)のうち、高崎工場と甲府工場については、4月8日に生産を再開しており、現在、フル稼働の状態に戻っている。
これまで生産設備の立ち上げ作業を続けていた津軽工場と鶴岡工場については、4月12日に生産を再開した。残る那珂工場は、300mm生産ラインおよび200mm生産ラインの復旧を進めている。4月10日時点において、クリーンルームの稼働を一部再開したという状況である。
拠点名 | 所在地 | 稼働状況 | 作業状況 |
---|---|---|---|
ルネサス北日本セミコンダクタ(津軽工場) | 青森県五所川原市 | 立上げ中 | 4月12日に生産再開 |
ルネサス山形セミコンダクタ(鶴岡工場) | 山形県鶴岡市 | 立上げ中 | 4月12日に生産再開 |
ルネサス エレクトロニクス(那珂工場) | 茨城県ひたちなか市 | 立上げ準備中 | 300mm生産ラインおよび200mm生産ラインの生産設備を復旧中。4月10日にクリーンルームの稼働を一部再開した |
ルネサス エレクトロニクス(高崎工場) | 群馬県高崎市 | 生産再開 | 4月8日に生産を再開 |
ルネサス エレクトロニクス(甲府工場) | 山梨県甲斐市 | 生産再開 | 4月8日に生産を再開 |
なお、半導体後工程拠点のルネサスハイコンポーネンツ(青森県北津軽郡鶴田町)、ルネサス北日本セミコンダクタ米沢工場 (山形県米沢市)、ルネサス東日本セミコンダクタ東京デバイス本部(東京都青梅市)は、既に通常の稼働状態に戻っている。
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