スペイン バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2013」は、大盛況のうちに幕を閉じた。同展示会に合わせて多くの端末メーカーが発表した目玉商品のうち、いくつかを紹介する。
スペインのバルセロナで2013年2月25〜28日に開催された携帯電話の国際展示会「Mobile World Congress(MWC)2013」は、過去最高となる7万2000人以上の来場者でにぎわった。MWC 2013を主催した、携帯電話キャリアの業界団体であるGSMA(GSM Association)によると、来場者の半数以上が経営幹部クラスの人々であり、中でもCEO(最高経営責任者)の数は4300名を超えたという。
GSMAが今回の目玉としていた展示イベントの1つである「Connected City」は、市役所やデパート、集合住宅などのさまざまな要素を統合した、完結型の都市環境を実現した。新しいタイプの体験型展示「NFC Experience」では、NFC対応の携帯端末を使用することにより、展示会場の中で情報交換やさまざまな取引を行うことができ、1万500人以上が参加したという。
この他にも、スマートフォンやタブレット端末を中心に、さまざまな新製品が発表されている。これら新製品の中から、最も注目を集めたものをいくつか紹介していきたい。
Samsung Electronicsの8インチタブレット「GALAXY Note 8.0」は、絶賛されていた。多機能なスタイラスペン「Sペン(S Pen)」による入力が可能で、他を圧倒するマルチメディア性能とマルチタスク動作を実現している。
NokiaのWindowsスマートフォン「Lumia 720」は、新興市場のユーザーをターゲットとして開発した製品の1つだという。ハイエンドのカメラ機能を搭載しながら、ミッドレンジの価格帯を実現している。F値が1.9のCarl-Zeiss製レンズを搭載しているため、昼夜を問わず、明るく高画質の写真を撮影することが可能だ。
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