ザイリンクスは2014年10月、2015会計年度第2四半期(2014年7〜9月)業績を発表した。営業利益率は33%となり前年同期に比べ5ポイント上昇した。さらに、2015会計年度は28nm製品の売上高として、60%増の約6億米ドルを見込む。
ザイリンクスは2014年10月、2015会計年度第2四半期(2014年7〜9月)業績を発表した。売上高は6億400万米ドル、前年同期比1%増と、期初の予想通りとなったが、営業利益率は33%となり、前年同期に比べ5ポイント上昇した。社長兼CEOを務めるMoshe Gavrielov氏は第3四半期の見通しについて、「幅広い用途に向けて28nm製品の売上高が大幅に回復すると予想している」と話した。さらに、「2015会計年度における28nm製品の売り上げ目標は、前会計年度に比べてほぼ60%増の約6億米ドルを見込む」と述べている。
2015会計年度第2四半期の売上高は6億400万米ドルとなり、前四半期に比べて1%減少、前年同期比では1%の増加となった。営業利益は、2億米ドルとなり、前四半期に比べて3%減少、前年同期比では22%増と大きく伸ばした。この結果、営業利益率は前年同期に比べて大幅な改善につながった。同様に純利益は1億7100万米ドルで、前四半期に比べて1%減少したものの、前年同期比では21%の増加となった。
2015会計年度第2四半期の売上高を地域別、用途別、製品別にみると、前四半期に比べて北米市場が20%増加した。用途別では産業機器/航空宇宙防衛向けが28%増と大きく伸長した。製品別では、「Vertex-4」、「Apartan-II」といったベース製品ファミリが28%増加した。
2015会計年度第3四半期(2014年10〜12月)の事業見通しも明らかにした。28nm製品の売上高が大幅に回復するとの見通しから、売上高は前四半期に比べて、「横ばいもしくは4%増」と予想する。粗利益率は約69%と想定している。さらに、営業経費は企業買収関連の無形資産減価償却費用の250万米ドルを含め、約2億3000万米ドルを見込んでいる。
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