NIは、IIC(Industrial Internet Consortium)に参画している。IICは、産業市場におけるIoT関連の標準化を目的として、インテルやIBM、シスコシステムズらが2014年3月に設立した団体だ。現時点で、NIは唯一の計測器メーカーである。Santori氏は、「IICは、産業用IoTの適用方法を模索している。産業分野におけるさまざまな用途でIoTが役に立つことを証明するには、テストのフレームワークを構築する必要がある」と話し、柔軟なテストシステムを提供できるNIがIICに貢献できると示唆した。
開発から量産までICのテスト環境を統一、NIの半導体テストシステム
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)の半導体テストシステム「STS(Semiconductor Test System)」は、従来のATE(Automated Test Equipment)と比較して、システム拡張や仕様変更に柔軟に対応できる。ICの設計現場と量産現場で同じシステムを使えることもメリットだ。
イカの動きがヒントに! ポケットサイズの制御機器を使った水中ロボット
National Instruments(ナショナルインスツルメンツ)の年次テクニカルカンファレンス「NIWeek 2014」3日目の基調講演では、アカデミック分野へのNIの取り組みと成果が紹介された。中でも大きく取り上げられたのは、「Student Design Competition」で1位となったチューリッヒ工科大学のコウイカ型水中ロボットだった。