2015年7月に、半導体製造装置・材料に関する北米最大のイベント「SEMICON West」が開催された。本シリーズでは、その展示や講演から最新情報をお届けする。まずは製造装置・材料の市場動向だが、同市場をけん引しているのは、メモリとファウンドリだ。
半導体製造装置と半導体材料に関する展示会兼講演会「SEMICON West(セミコンウエスト)」が2015年7月14日〜16日に米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催された。
「SEMICON West」は、半導体製造装置メーカーと半導体材料メーカーの国際的な業界団体であるSEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)が世界各地で開催している半導体製造装置・材料に関するイベント「SEMICON XXX(XXXには主に地名が入る)」の1つ。米国西海岸で開催されることから「SEMICON West」の名称を与えられている。開催頻度は年1回、開催時期は6月あるいは7月(最近は7月に開催)、開催場所は米国西海岸(最近はサンフランシスコで開催)である。位置付けとしては、半導体製造装置・材料に関する北米最大のイベントとなる。
主催者であるSEMIの発表によると、出展者数は692社、出展ブース数は1220である。692社中、新規の出展者は136社に達する。来場者数は約2万6000名と見積もられている。
「SEMICON West」の会場は、サンフランシスコ市内ダウンタウンの国際展示場「Moscone Center」である。Moscone Centerには北館と南館、西館があり、北館(Moscone Center North)と南館(Moscone Center South)がSEMICON Westの会場となっていた。
北館(Moscone Center North)は地上階が来場者登録所、地下階が講演会場と後工程の展示会場である。南館(Moscone Center South)は半地下階が会議室フロア、地下階が前工程の展示会場となっており、地下階はトンネルによって北館と結ばれていた。
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