楽天は、スマートフォンを用いた拡張現実によるCPSを提案。現実世界の商品(商品値札)にスマートフォンのカメラをかざせば、インターネット上でのその商品の売れ行きや口コミといったデータを現実の映像に重ね合わせて、表示する「にぎわい演出システム」を展示している。
スマートフォン(写真右下)のカメラをかざすと、ネット通販サイトでのその商品の売れ具合がアニメーションの行列で表現される(写真上のディスプレイは、スマートフォンでの表示を映している)。アニメーションのフキダシには、その商品に対するネットでの口コミが表示されているさらに、楽天は、次世代型のデジタルサイネージシステムを展示。大型サイネージディスプレイを複数のスマートフォンで同時に操作できるシステムをデモした。
次世代型のデジタルサイネージシステム。スマートフォンのブラウザで特定のURLにアクセスすることで、デジタルサイネージと接続され、デジタルサイネージ上の丸いポインターを操作できるようになる。ポインターでクリックすれば、その商品の詳細が表示され、ダブルクリックすれば、スマートフォンのブラウザがその商品のネット通販ページに遷移し、その場で購入できる仕組みになっている「操作可能なデジタルサイネージとしては、大型タッチパネルディスプレイを使用したものもあるが、操作できるのは1人。今回、CEATECで紹介するデジタルサイネージは同時に複数の人が操作できる点が最大の利点だ」(同社)としている。
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