建造物が再現され、ネットのにぎわいが現実に : 近畿日本ツーリスト、楽天がCPS体験デモを展示 (2/2 ページ)
楽天は、スマートフォンを用いた拡張現実によるCPSを提案。現実世界の商品(商品値札)にスマートフォンのカメラをかざせば、インターネット上でのその商品の売れ行きや口コミといったデータを現実の映像に重ね合わせて、表示する「にぎわい演出システム」を展示している。
スマートフォン(写真右下)のカメラをかざすと、ネット通販サイトでのその商品の売れ具合がアニメーションの行列で表現される(写真上のディスプレイは、スマートフォンでの表示を映している)。アニメーションのフキダシには、その商品に対するネットでの口コミが表示されている
さらに、楽天は、次世代型のデジタルサイネージシステムを展示。大型サイネージディスプレイを複数のスマートフォンで同時に操作できるシステムをデモした。
次世代型のデジタルサイネージシステム。スマートフォンのブラウザで特定のURLにアクセスすることで、デジタルサイネージと接続され、デジタルサイネージ上の丸いポインターを操作できるようになる。ポインターでクリックすれば、その商品の詳細が表示され、ダブルクリックすれば、スマートフォンのブラウザがその商品のネット通販ページに遷移し、その場で購入できる仕組みになっている
「操作可能なデジタルサイネージとしては、大型タッチパネルディスプレイを使用したものもあるが、操作できるのは1人。今回、CEATECで紹介するデジタルサイネージは同時に複数の人が操作できる点が最大の利点だ」(同社)としている。
CEATEC 2015は「CPS/IoTフォーカスへの序章」
2015年10月7日に開幕する「CETEAC JAPAN 2015」の開催前日会見が同年10月6日に、会場となる千葉市幕張メッセで開催された。今回は、サイバーフィジカルシステム(CPS)/IoT(モノのインターネット)関連の展示に注目が集まりそうだ。
ディスプレイという壁に挑戦する指輪型デバイス
16Labは、指輪型ウェアラブルデバイス「OZON」の新型機を発表した。目指す先は、人とコンピュータの間からディスプレイを外すことで、その関係をより直観的なものにすることだという。
ルービックキューブで感じるスマートグラスの可能性
セイコーエプソンは2014年10月7〜11日に千葉市の幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN2014」(シーテック ジャパン)でメガネ型のウェアラブルデバイス「MOVERIO(モベリオ)」を使った「ルービックキューブ」の攻略ガイドデモなどを披露した。
「誇らしく」「使いたくなる」製品を提供、エプソンのウェアラブル事業戦略
セイコーエプソン(以下、エプソン)は、ウェアラブル事業戦略について説明会を開催した。「センサー技術」や「マイクロディスプレイ技術」および「省エネルギ、小型化、高精度を実現する技術」をベースに、これらを融合したウェアラブル機器を開発していく。数年後には同事業で100億円の売り上げ規模を見込む。
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