HPのStasiak氏は、「Nano Dimensionのような企業には、従来よりも安価なプリント回路基板をぜひ実現してほしい」と述べる一方で、「ただし、インクジェット方式を採用した3Dプリンタは、現時点ではフェムトリットル(fl)オーダーのインク吐出でも、比較的トレース幅の広い回路を印刷する用途に限定されている」と課題を指摘した。
ここからは、Printed Electronics USA 2015で見つけた、回路基板を印刷する3Dプリンタを幾つか紹介していこう。
Owl Worksの3Dプリンタ「Morpheus」と、同社のCMO(Chief Marketing Officer)であるS.J. Park氏。Morpheusは2016年春ごろの発売を予定していて、その時の想定価格は500米ドルだという。比較的安価なUV光源と液晶ディスプレイを使うことで、レーザーを使う3Dプリンタに比べてコストを抑えることができた【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】
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