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ジェスチャーで直観操作、ミッドレンジオシロピンチ/フリックなどでデバッグの効率改善(2/2 ページ)

» 2016年04月07日 10時30分 公開
[馬本隆綱EE Times Japan]
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 チャンネルや波形演算、計測パラメーターのコピーや設定もワンタッチで行える。2本指のピンチでズーム波形を拡大/縮小することが可能である。フリック操作で波形をスクロールすることもできる。これまでのように、パラメーター設定や波形観測のために、プルダウンメニューなどを開けたり閉じたりするために、何度も画面をタッチする必要がなくなった。これにより、デバッグ作業の時間も大幅に短縮することができるという。

波形表示もピンチやフリック操作で直観的に行える 出典:テレダイン・レクロイ・ジャパン

基本機能も充実

 WaveRunner 8000シリーズは、基本測定機能として高い解析能力を持つ、ラボ用途のミッドレンジオシロスコープと位置付けている。専用のアプリケーションパッケージにより、デジタルフィルターやスペクトラム解析、スイッチング電源のデバイス解析といったデバッグが可能である。また、プロトコル特有の計測とアイパターン解析パッケージを用いて、シリアルデータ信号の詳細解析などを行うことも可能である。

シリアルデータ信号の特性評価とマスクテストの例 (クリックで拡大) 出典:テレダイン・レクロイ・ジャパン
テレダイン・レクロイ・ジャパンの代表取締役を務める原直氏

 テレダイン・レクロイ・ジャパンの代表取締役を務める原直氏は、WaveRunner 8000シリーズの販売戦略として3点を挙げた。「発売記念キャンペーンとして、これから6カ月間限定の特別価格で提供する」「WaveRunnerユーザーに加えて、ミッドレンジモデルの『WaveSufer』やハイパフォーマンスモデルである『WavePro』のユーザーにも提案する」「販売代理店をフル活用して新規顧客を開拓する」ことである。

 WaveRunner 8000シリーズは、2016年9月30日までキャンペーン価格(税別)で提供する。帯域が500MHzのローエンドモデル「WaveRunner 8054」が209万円(通常価格は220万円)、帯域が4GHzの最上位モデル「WaveRunner 8404M-MS」は490万円(同516万円)となっている。

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