2016年7〜9月ウエハー出荷、過去最高を連続更新:前四半期比0.9%増
SEMIは2016年11月、2016年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積が、27億3000万平方インチとなったと発表した。過去最高を記録した前四半期(同年4〜6月)の出荷実績を0.9%上回り、2四半期連続で過去最高を更新した。
SEMIは、2016年第3四半期(7〜9月)の世界シリコンウエハー出荷面積を発表した。同統計によると、シリコンウエハー出荷面積は27億3000万平方インチとなった。前四半期(同年4〜6月)の27億600万平方インチから0.9%増加。四半期の出荷面積として、2四半期連続で過去最高を更新した。前年同期比でも5.4%増となっている。
SEMI Silicon Manufacturers Group会長のVolker Braetsch氏は、「年初からこれまでの出荷トレンドは、わずかながら2015年を上回っている」と語る。
SEMIの発表資料を元に作成 (クリックで拡大)
同統計はSEMI Silicon Manufacturers Groupによるシリコンウエハー業界の分析結果を基に算出。ウエハーメーカーがエンドユーザーに対して出荷した、バージンテストウエハー、エピウエハーを含むポリッシュドウエハーと、ノンポリッシュドウエハーを集計している。なお、太陽電池用シリコンウエハーは含まれない。
- 2016年の半導体市場、DRAMの回復で成長の見通し
IC Insightsによると、半導体IC市場はDRAMが回復基調にあることを受け、2016〜2017年にかけて、それぞれ1%、4%の売り上げ成長率を達成するという。
- 4〜6月の半導体製造装置出荷額、中国が118%増
SEMIは、2016年第2四半期(4〜6月)における半導体製造装置の世界出荷額を発表した。これによると、総出荷額は104億6000万米ドルで、前四半期比26%増、前年同期比11%増となっている。
- 2016年の国内電子部品メーカー出荷、不調が続く
電子情報技術産業協会(JEITA)は、2016年6月の日系メーカーによる電子部品の出荷額が、前年比6.4%減の3159億円と発表した。中国向け出荷額が、前年比11.9%減と大きく減少している。
- 半導体受託専業企業の16年総売上高は9%成長か
IC Insightsは2016年8月、2016年の半導体受託製造専業企業の売上高予測を発表した。売上高上位10社の顔ぶれは変わらず、首位はTSMCでシェアは58%の見込みだという。
- 16年4〜6月のスマホシェア、Apple落ち込み続く
米調査会社のIDCは、2016年4〜6月(第2四半期)の世界スマートフォン市場におけるメーカー別出荷シェアを発表した。調査結果によると、上位3社の順位はいつもと変わらないが、Appleが同年1〜3月(第1四半期)に引き続き、第2四半期も前年四半期比15.0%減と大きく減少している。
- 2016年Q2の半導体シェア、MediaTekが躍進
米国の市場調査会社IC Insightsは、2016年第2四半期(4〜6月期)における半導体メーカーの売上高ランキングを発表した。全体の売上高は、前四半期比7%増となっている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.